カテゴリ:ピアノレッスン( 8 )

ブラームス 練習曲①

ピアノの練習をする時に、
いきなり弾き始めることはなく、
まず指慣らしから始めます。
(ウォーミングアップ)
若い頃とは違い、指や手首が固く、
柔軟性がないので、
すぐに痛くなってしまい、
湿布を貼る時もあります。
ひどくすると腱鞘炎を起こすので、
大事にしないとね💦
弾いた後も、しばらく簡単な練習をして、
クールダウンもしています。
そうやって、徐々に慣らしています。

指の練習としてお薦めなのが
ブラームス51の練習曲。
指慣らし用のほか、実践用の難度の高いものまで
いろいろ入っています。
出版は、全音をはじめ、
Henle・ウィーン原典版など。
数少ないですが、
いくつか出ています。


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まず、この練習曲の特徴は、
一曲がかなり短く
(たった2段ていうのもあります)
繰り返し練習がやたら多い。
(リピート記号だらけです)
例えば、3度の重音練習なら
まず基本のaを練習した後、
少し変形させたバリエーションbに進み、
abを続けて弾くという感じ。
(a~fまであるのもあります。長い、、、)
ひたすら反復練習が続くので、
面白いはずはなく、
好き嫌いが分かれると思います。

でも、弱い指(薬指と小指)
4と5の集中特訓もあるので
弱い指を鍛えられますし、
また、跳躍や分散・音階練習も
たくさんあって、役に立つと思います。
この練習曲集を根気強くやれば、
左右の指がすらすら動くように
なるかなぁって思います。。。
一曲一曲が短いから、
好きなのを選んで練習をしてもいいかも。。
51もあるしね。笑
必ずしも、1番から始める必要はなく、
簡単なものから始めると進みやすいです。。。

ちなみにブラームスは、
この練習曲を弟子用にではなく、
自分自身の練習のために書いたようです。
自宅でコツコツ。
なんともブラームスらしい。。。



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by larosebleue | 2018-11-24 21:54 | ピアノレッスン | Comments(2)

ショパン ソナタ①

ショパンは、生涯で
ピアノソナタを3曲残しています。


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そのうち、演奏会でよく弾かれるのは2番と3番。
1番は、ショパンがまだ十代の時の作品(習作)で、
ショパン自身もあまり気に入っていなかったといわれ、
演奏されることはほとんどありません。

2番(『葬送』)と3番は、
ショパンの作品の中でも
傑作中の傑作といわれています。
2番の第3楽章には、
『タンタータターン、タンタータターン』の
『葬送行進曲』が入っていますね。
映画などで、葬儀の時に流れる有名な曲だから、
知っている方も多いと思います。

さて、ソナタ2番変ロ短調(作品35)。
第1楽章の冒頭部分は、
いきなり重厚で、
問題提示するような序奏で始まります。
(これから一体何が始まるんだろうって
感じがします。なんだか不吉な予感、、、)



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そして、まるで葛藤が渦巻いているかのような
速く、小刻みな旋律、
第一主題『愛ってなに?』が始まります。
(ここは旋律がそんな風に聞こえるから、
と言われていますね。ホントだ。笑)


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ショパンの曲には、
よく不協和音が出てきますが、
2番にもたくさん出てきて
不協和音がけっこう好きな私(←変わってる)
としては、なんだか嬉しい。笑


25小節目からは、
また第一主題が繰り返されますが、
ちょっぴり形が変わり、
右手に和音が入ってきます。
(始めは左手和音だった)
右手2拍目にはアクセントが付き、
強調するように弾くことで、
主題がより鮮明になってきます。



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41小節目~は第二主題です。
ここはすごく美しい部分です。
和音が多用され、穏やかで平和な感じ。。
時々、指が届かないところがありますが、
そこは、ずらしてどうにか弾き、
なんとかクリアです。笑
こういう不協和音がとっても綺麗なんですよ~♡


57小節目からは、左手3連符が入り、動きがあります。
(ここから提示部のクライマックスに向かって動き出します)
65小節目~は、だんだん盛り上がっていくので
とても好きなところ。


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主題提示部の最後は、
オクターブの連続と重厚な和音で
華々しく終わります。



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ここでも、半音の使い方が効果的で、
ショパンらしく、独創的です。
半音下がったり、上がったり、
このさり気ない微妙感が良いんですよね^^
(やり過ぎない感が…)笑
提示部の最後は、低音を大事に弾きながら、
ff(フォルティシモとても強く)で。
ソナタ形式なので、また初めに戻り、繰り返し。



ソナタ②(展開部)に続く










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by larosebleue | 2018-11-06 22:52 | ピアノレッスン | Comments(0)

プレリュード3番ト長調は、
まるで、ふわふわ雲の上を
散歩しているかのような
軽やかな曲です。
また、小川のせせらぎのよう、とも
いわれたりしますね^^



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この曲は、左手の練習曲のようで、
せわしく左手が動き回ります。
指使いも、え~??っていう
ややこしい箇所があります。

速度は…
速い、、、
上に、速度記号がついていますが、
Vivace(ヴィヴァーチェ)は、
活発に、という意味です。

プレリュード全体にいえることですが、
ゆっくりしたテンポの曲以外は、
かなり早いテンポを要求されていることが多い。。。
(ほぼ、早いか遅いか、です。笑)
3番もゆっくり弾くと、さほど難しくないのですが、
スピードアップすると、指がもつれそうになります。
(…いや、もつれます💦)

たった2ページの短い曲で、
あっという間に終わってしまいますが、
コロコロと軽やかに始まり、
最後まで、そのままです。
特に最後のユニゾンは、可愛くて
お気に入りのところ。。。
気分がパッと明るくなるようです。



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音がだんだん小さくなっていき、
高音に上っていく最後の終わり方も好き♡
だんだん空の向こうに消えちゃうような。。。
やっぱり私のイメージは空だなぁ。。。

3番は、楽譜を見た感じと、実際弾くのとで、
ギャップがある曲だと思います。。。
簡単そうに見えるのに、
弾きにくい、、

でもね、プレリュード24曲の中で、
好きな曲ベスト5に入るくらい好きな曲。。。
(もちろん先日の暗~い4番も♡)( ^)o(^ )




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by larosebleue | 2018-10-30 22:10 | ピアノレッスン | Comments(0)

プレリュード7番イ長調。
有名な曲です。
多分、知らない人は
いないんじゃないかと思う。
あの『太田胃散』の曲です。笑
たった16小節の簡潔な曲。
実際に弾いても、45秒くらいです。
難度はやさしく、
初見で弾く方もいます。。
胃薬という先入観があるためか、
この曲を聴くと、なんだかホッとします。
太田胃散は若い頃から飲んでいて、
今も胃が痛いときに
大変お世話になっています。。笑
(薬箱に常駐です)



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さて、一番の難所(でもないけど)は、
やはり12小節目の和音。
パッと見ただけで数が多いけど、
いったいいくつ音符があるのか、、、💦
1、2、3、…え~ 9もある。。。
指は、全部で10本だよ~
ほぼ使う???
左手はまあ良しとして、問題は右手。

指をい~っぱいのばして、
下のラの#とドの#を親指だけで押さえる。
あ、なんとか届いた、、、
一度に弾けました。。。
まあ、荒業だけどね、、、
2つの音を1本の指で押さえるって一体。。。苦笑






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by larosebleue | 2018-10-27 21:11 | ピアノレッスン | Comments(4)

プレリュード4番ホ短調。
暗く悲しげな雰囲気が
曲全体を覆っています。。

それもそのばず、
この4番は、ショパンの葬儀の時に
実際に演奏された曲です。
病弱だったショパンは生前、
この曲を、自分が死んだら
演奏してほしいと言ったとか…

さて、弾いて見ると
さほど難しい曲ではありません。
速度も遅く(Largo)
ゆっくりと進んでいきます。


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左手の和音の移り変わりが
とにかく美しいです。
徐々に下降進行していきます。
こういうところがやっぱり素晴らしいショパン。
じわじわと最後のクライマックスに向かいます。



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ここで、初めてf(フォルテ強く)が出てきますが、
ショパンのfは、ただ強く弾くのではなく、 
強調するという意味のようですね。

そして最後。
静かに、
静かに、
曲が終わるのです。









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by larosebleue | 2018-10-25 20:38 | ピアノレッスン | Comments(2)

さて、ショパンの
プレリュード(前奏曲)24番ニ短調ですが、
同じような左手が、最初から最後まで続きます。
転調したり、またニ短調に戻ったり。。
広い音域(12度)を弾くので、
尺を取るように弾くと弾きやすいです。
(この場合、真ん中のラの音)
尺を取るというのは、
軸になる音を決めて、
そこから上下の音を弾くこと。
こうすると、けっこう楽です。
手首が固いと無理ですが、、💦

あと、
指使いにも苦労しています。
これは、冒頭部分です。



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(鉛筆書きは無視して下さい。弾きながら書くので、
かなり乱暴です。笑)


指示されている左手の指使いは、
(53151)ですが、
何度かトライしてみたところ、
私の場合は、(52151)の方が合うようでした。
中指より人差し指です。
(ちょっと変わった指使いです)
なので、一部を除き、
ほとんどの部分を、この指使いで弾いています。
(53151)だと、指自体は楽に開くのですが、
実際に弾くと、指がつりそうになるのです。
そしてなぜか痛い、、、苦笑
でも、様子を見て
中指に戻すかもしれません。


あと、17小節や35小節目。
右手の下降アルペジオ。
ここは、最初、自分なりの指使いで弾いていましたが、
どうもうまくいかない、、、
そのうち、指示されている指使いの方が、
楽なことに気がつきました。
(ショパンのピアノ曲には、
同じようなパターンがよく出てきます。
だから、そのパターンを早く見つけて
繰り返し練習すると案外楽に弾ける時もあります。)

これらは、同じパターンなので
右手(453215)と弾きます。
この(5)が大事なのです。
この形は、最後の方の67小節でも出てきますが
(5)を使うことによって、音がつかみやすく、
同じ形で下りてくる時、かなり弾きやすいです。
音のまとまりを一個づつ切って、ゆっくり練習すると
そのうち続けて早く弾けるようになると思います。
(アルペジオは分散和音なので、和音として考えると楽。)
ここは、自分が使っていた指使いより、
ずっと楽に弾けました。
そこに気づくまで、しばらくの間、遠回りしましたが、、
まあそれも無駄ではなかったかな、とも思う。。。
ただ、普通では考えられない指使いのため、
慣れるまでは、大変弾きにくい、、、💦


プレリュード③に続く







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by larosebleue | 2018-10-23 23:17 | ピアノレッスン | Comments(0)

ロマン派の作曲家に
『ショパン』がいますが、
ショパンといえば、ピアノ曲。
たとえショパンの名前を知らなくても、
曲をどこかで聞いたことがあるかもしれません。
ショパンは短い生涯の中で、
ピアノ曲をたくさん残しています。


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今回は、『プレリュード』(作品28)についてですが、
プレリュードは前奏曲ともいい、
1839年ショパン29才の時に完成。
フランス版はカミーユ・プレイエルに、
ドイツ版はヨゼフ・クリストフ・ケスラーに
それぞれ献呈されたといわれています。
(遺作含む2曲はちがう)
J・Sバッハをとても尊敬していたショパンは、
『平均律クラヴィーア曲集』から影響を受けます。
ただ、バッハのそれとは違い、
24ある調性を、平行短調を挟みながら(長短交互)
5度づつ上がっていくという順序となっています。


もともと前奏曲とは、
何かの前に演奏する即興的な小品という意味ですが、
ショパンのは少し違い、前奏曲風の小品として
いずれも簡潔な曲(が多い)となっています。
有名なところで、
太田胃散のCMで使われた曲がありますね!
(イ長調だから、胃腸にかけてるとか…)笑
これは7番に入っていて、
かなり短く、たったの16小節です。。
(実際に弾くと45秒くらいです)

ショパンのピアノ曲には、
跳躍(音が飛ぶ)がよく出てきて
指をいっぱい広げて弾かないといけない時が多い。
私の指は小さくはないのですが、
かといって特別大きい方でもなく、
9度(ド~レ)が一度に押さえられる程度。
ベートーヴェン以降のピアノ曲では
9度が頻繁に出てくるので、
9度までなら、なんとか大丈夫です。笑
(欲をいえば、10度開くとホントはいいんですが、、、)
今練習しているプレリュード24番は、
最大13度まで跳躍するから、
音がビュンビュンあっちこっちに飛んで大変!
それも左手!

右手は基本旋律ですが、
時々階段を駆け上がるみたいなところと
一気に駆け下りてくるような旋律が出てきます。
(上昇音階と下降アルペジオ)
飛びまくる左手とジェットコースターのような右手。笑
もう、手が痙攣寸前です。笑

プレリュードは、全部で24曲
(独立曲を含むと26曲)あります。
一般に、8の倍数が難しいと言われていますが、
その中でも最難曲は、16番。
嵐のような超スピーディーな曲です。
最後の24番は、跳躍が大変な曲ですが、
綺麗だから、とても好きです。
この曲を選ぶ理由は、
盛り上がってくる後半(39小節目)から
最後に向かう部分が特に好きだから。。。
特に、55小節の早い3度の半音下降部分は、
なだれ落ちるような切迫感があります。



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61小節目からは、fff(フォルテフォルティッシモ)
(強く強く強くって感じです)笑
で、右手のオクターブの連続と12度の左手を
一気に弾かなくてはいけない、、、
これがなかなか…💦
スピードアップするとメチャクチャになり、
ホント難しいところです。

ちなみに、プレリュード24曲中
fffが出てくるのは、最後の24番だけです。
(激しい16番とかありそうですけどね…
ないんですよ~)
最終曲だし、よほどエネルギッシュなものを
求められているかってことですね。

そして、最後は、
同じ音(最低D音)を3回、fffで
鐘の如く弾いて、終わりです。
ここを右手で弾くか、
左手で弾くか分かれるところですが、
特にきまりはなく、
どちらでも好きな方で良いのではないかと思います。
私は右手で一気に下降したのち、左手でいきます。
理由は、単に弾きやすいから。笑
手前の下りてくるアルペジオは、
まるで奈落の底に突き落とされたような感じ。。。




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ラスト部分は、プレリュード全曲の最後を飾るのにふさわしい
劇的かつ圧倒的な終わり方です。
ここを弾きたいがために、
また最初に戻って弾くという練習の繰り返し。
憑りつかれたように、
プレリュードは延々続きます。。。
終わらない。。苦笑







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by larosebleue | 2018-10-21 23:56 | ピアノレッスン | Comments(0)

ピアノを始めました

ピアノを始めました
…といっても
まったくの初心者ではなく、
ずっと弾いてなかったピアノを
再開することにしました。

庭にいる時も楽しいけれど、
ピアノの音を聞くと、
気持ちが落ち着くんですよね。
やっぱり音楽が好きです。。

若い時、
仕事としてピアノを弾いていた頃は、
上手くいかなくてイライラしたり、
悩んで落ち込むこともたくさんあって
でも、仕事だし
頑張らなくちゃって思って
がむしゃらにやってたように思います。
なんていうか気持ちに余裕がないっていうか…

でも、そのうち、子どもも出来て、
忙しくなってだんだん弾かなくなり、
ピアノに蓋をしたまま、
長い時間が経ちました。。。

小さかった子どもたちは
大人になり、手が離れ、
それぞれの道を歩みつつあります。

私たち夫婦も、
ちょっと肩の荷が下りた感じ。。
夜や週末には、ゆったりした時間も
取れるようになりました。
主人は、釣りに行ったり、
出かけたり、
好きなことをして楽しんでいます。
(お互いに、趣味の時間は大事だと
思っています。。。笑)


忘れてかけてた昔の記憶を
思い出しながら、
また、
ピアノに向かってみようかな。。。



少しづつ、
少しづつ、、

固くなった指を
ほぐしながら…



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by larosebleue | 2018-06-28 20:38 | ピアノレッスン | Comments(8)